ラマダンて何?―もうすぐ始まる断食月、旅行前に少し知っておこう!

今年2017年は5月の下旬(おおよそ5/27~)から、ラマダンと呼ばれるイスラム教徒の断食月が始まります!本ブログでも多く紹介しているブルネイやマレーシアを始めとしたイスラーム圏の国々へ旅行へ行かれる方は勿論、イスラム教のことについて知りたい!という方、是非この記事をチェックしてみてください♪

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ラマダン(断食月)って何?

イスラム歴9月のこと

ラマダンとは、イスラム歴(ヒジュラ歴)9月の断食月のことを指します。

※イスラム歴とは、イスラム教の社会の中で使用される暦のことで、太陰暦に基づきます。よって、太陽暦を使用しているグレゴリオ暦(1年365日+閏年)と1年ごとに11日ずれていきます。

ラマダンの開始と終了は月を見て?

ラマダンの開始及び終了は、新月の確認で執り行われます。それゆえ、今年は〇日からラマダンだ!と事前に言ってはいても、実際に新月が確認できず延期になるケースもあります。今年2017年の場合、現時点でラマダンは5月27日~6月25日になると推測されています。

何が目的でラマダンはあるの?

「ラマダンー断食月って何のためにやってるの?」「どんなことが目的で断食なんてするの?」そう思ったことはありませんか?ラマダンの目的、それは『普段まともに食事をすることもできない貧しい人々の気持ちを理解しよう』ということにあります。また、断食を経験することで、貧しい状況の中でも自らあらゆる欲を絶ち心身ともに己を鍛え、どんな環境下においても生き抜く力を育てるのです。



断食月って一か月ずっと断食してるの?

ラマダン=断食月だから、「一か月何も食べられないの?!イスラーム教徒の人たち凄くない?!大丈夫なの?!」と、私も昔は思っていました。でも実際この認識は誤りだったんです。

断食するのは日中だけ

そう、断食をする!と定められているのは、日中、すなわち太陽が出ている時間のみなんですね(まあ”のみ”と言ったって、しんどいとは思う)。つまり、日没~日の出までは食べ放題!この時間帯にしっかりと食事をとって日中に備えるというわけです。

場所によって断食の長さが変わる?!

ひとつ前の項目で、断食するのは日中だけと書きましたが、つまりコレ、場所によって断食する時間の長さが変わってしまうんです。たとえば、マレーシアなど赤道直下の国では年間を通じて日が出ている時間、沈んでいる時間が丁度半分の12時間ずつなんですね。ところが日本のように季節によって日の出・日の入の時間が変わってしまう国の場合、いつラマダンがくるかで断食の長さも異なります。日本の夏にラマダンが重なった場合には、日の出4時、日の入19時だとすると、実に15時間も断食!マレーシアの12時間の断食と3時間も差が出てしまうというわけなんです。もちろん、これを踏まえると12時間よりも断食の時間が少なくて済む国もあります。

断食にも免除規定がある?

実は断食は必ずしもイスラーム教徒全員がやらなければならないわけではありません。病人、妊婦、生理中の女性、乳幼児など断食するのが難しい人は免除されます。旅行者や重労働者も免除される場合があり、一概にこの人は免除OK,この人はNGとは言えずモラルで守られているような側面もあります。諸事情でこの時期に断食を行うことが難しい場合は時期をずらしてやることもできます。

毎日が大晦日みたいで楽しい?!

ラマダンの一か月間についてですが、日本に留学していたマレーシアの友人が言うには、『毎日大晦日みたいな感じで楽しいよ~!!』とのこと。私コレを初めて聞いたときはホントびっくりしたんです、「えっ、断食って楽しいの?!」って。「どう考えてもお腹空くし喉乾くしつらいよ!!」って。でも友人が言うには、『家族で集まって毎晩食事をとって、夜更かしして、ラマダンが終わってからのハリラヤプアサ(断食明けのお祝い・ラマダンが大晦日ならばハリラヤプアサはお正月のよう)が楽しみ!!』だそう。たしかに、ラマダン中、ムスリムの方々を見ると、お腹が空いて日中ちょっと元気なかったり辛そうだったりもするけど、夜が近づくにつれて凄く皆楽しそうなのが印象的!

断食月はかえって太る?!

断食する!となると、一見すごくやせてしまいそうですが、ラマダンはあくまで日中の断食!日没後は日中の分まで食事をとり、蓄えるため、かえって太ってしまう人も多いんだとか。



この時期イスラーム圏へ旅行に行かれる方へ!

異教徒に断食を強制されることはありません!

のでご安心を(笑)ただ、もし周りがイスラーム教の方ばかりだった場合、日中に飲食をしていると少し気まずいかもしれません。また、イスラーム勢力の強い地域では、異教徒であっても日中パブリックスペースでの飲食は控えるようなアナウンスがなされる場合もあるそうです。東南アジアの場合はそこまで厳しくはなく、マレーシアにしろブルネイにしろインドネシアにしろそれらの国々は多民族国家であるため、イスラーム教徒以外の人も多数いるので、イスラーム教徒の人もそうでない人もその手のことは慣れているかと思いますが、いずれにせよ多少の配慮は必要かと思います。たとえばイスラーム教徒である友人に会いに行く!というような場合、日中お茶しよう~みたいな誘いは厳しいと思います。

飲食店は日中営業しているかどうかの確認を!

観光客が多い地域では問題なく通常通り営業(あるいはラマダンのため、かえって深夜まで営業してるかも)しているところが多いですが、イスラーム教徒が多い地域では日中、飲食店が閉まっていることも。日没後のオープンに向け準備していたりと、普段とは異なる営業時間になっている飲食店もあるかと思いますので、お目当てのお店がある方は事前に営業時間のチェックをお忘れなく!!

いつもと違う雰囲気を楽しもう♪

ラマダンは宗教行事であるため、いつも以上に厳格な雰囲気が流れている場合もありますが、旅行者目線ならば、彼らに配慮をしながら、いつもとは違った雰囲気を楽しんでみましょう!日中は物静かな街でも夜になればいつも以上の賑わいを見せる街に変身するかもしれませんよ♪

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