前回フリーランス翻訳者でやることまとめ的な記事を書いたんですが、思いのほか長くなってしまったので中身をそれぞれ独立した記事に分けることにしました。まずは、フリーランス翻訳者として登録しておくべき、登録しておきたいと思う優良サイト6選の紹介記事から。
フリーランス翻訳者としてとりあえず登録しておくべき・登録しておきたいサイトとは
フリーランスの翻訳者になってすること・・それはまず自分に来るお仕事依頼の窓口を確保することではないでしょうか?どんなに翻訳ができても、そもそも案件の依頼がこなければ仕事にはなりません。フリーランスになった段階で案件を持っている人もいれば持ってない人もたくさんいるはず。自ら企業に赴き営業をかけるのも良いですが、まずは多くの翻訳者が登録しているサイトに自分も掲載させてもらいましょう。手軽に案件を頂く一つの手になるはずです。
下記に紹介するサイトに登録しておくと、そのHPの翻訳者リストに掲載してもらえます。企業はその翻訳者リストを見て案件を依頼するため、翻訳者として登録しておくだけで仕事を受ける窓口ができ、いろんなサイトに登録しておくとそれだけ窓口が広がることになります。ここでは私が厳選した優良サイト6つを紹介します。
【1】無料(要件緩め)で翻訳者登録ができるサイト
一部有料部分もありますが、まずは基本的に無料で翻訳者登録ができるウェブサイトを3つ紹介します。
(1)翻訳者ディレクトリ
日本のサイトです。一個人の翻訳者も、企業も、双方が無料で情報を登録・掲載できるありがたいサイト。ボランティアで運営されているんだとか。私は某マレー語通訳のお仕事入らせてもらってた時に一緒に通訳のお仕事をさせてもらった方に教えて頂き、登録しました(なので翻訳者ディレクトリという名前ですが、通訳でのお仕事とかもたまに来ます)。登録までの手順も本名ONLYにしててしっかりしてたり、WEBサイト掲載するには申請が必要でそのへんの管理もしっかりされてるし、実際に来る案件もそこそこあって、良い感じに活用させてもらってます。企業が掲載している案件もほぼ毎日更新されているので自ら案件を探すこともできます。ここの登録自体は無料なので本名掲載が絶対嫌だとかでなければ是非登録しておくべきなサイト。
(2)ProZ.com
海外のサイトです。有料サービスもありますが、簡易登録であれば無料ですることができます。翻訳者登録だけではなく、逆に企業が掲載しお仕事情報の検索・応募もできます。
(3)Translators cafe
海外のサイトです。こちらも一部有料サービスですが、基本的には無料で登録で、翻訳者登録のみならず、企業が掲載した案件情報の検索・応募ができます。
【2】有料(要件あり)で翻訳者登録できるサイト
続いて有料で翻訳者登録ができるウェブサイトを3つご紹介。お金を払えばOKなわけではなく、資格や業務経験など要件があるところが多いです。詳細は各ウェブサイトを要チェック。
(1)翻訳者の資格登録(RCCT)
日本規格協会からのサイトです。お金を払えば登録できるというわけではなく、登録には要件んがありRCCT登録の実施期間による翻訳検定試験で定められた級を取得していないと登録はできません。
参考:RCCT登録の翻訳検定試験 実施機関
一般社団法人日本翻訳連盟(JTF)、特定非営利活動法人日本知的財産翻訳協会(NIPTA)
現時点でRCCTに登録するには、上記の期間が主催するほんやく検定or知的財産翻訳検定の該当級の資格取得が前提で、その他の要件を満たした方のみが登録できます。なのでこれから翻訳はじめよう~という方よりは、翻訳してこられた方が登録するサイト。
(2)日本翻訳連盟(JTF)
詳しくは上記サイトリンクから。
(3)日本翻訳者協会(JAT)
詳しくは上記サイトリンクから。
自分に合ったペース・スタイルで
上記にとりあえずココに登録すべきな優良サイトを6つ紹介させて頂きましたが、あくまでいろんな翻訳者・企業を掲載しているサイトなので中にはおかしいなこれ?と思う案件が来ることがあるかもしれません。駆け出しのときは何でも引き受ける!スタイルも大切かと思いますが、あまりに自分が納得できない・気が進まないものはきっぱり断ることも大切です。せっかくフリーランスなんですし、何より身体が資本ですしね。私もまだまだ勉強中のこの世界、何か発見があればメモがてらまた随時更新していきますので、引き続き皆さま何卒。