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【東南アジア青年の船】応募書類の書き方―私はコレで合格しました!

今回の記事は、内閣府 青年国際交流事業 の一つである、東南アジア青年の船 に応募している・応募を検討している方に向けた、「応募書類の書き方」の記事になっています。

(そもそも、内閣府青年国際交流事業って何?という方はコチラの記事を→「【私も日本代表?!】内閣府の青年国際交流事業は18-30歳必見!」)

(東南アジア青年船って何?という方はコチラの記事を→「豪華客船で国際交流?!―内閣府主催『東南アジア青年の船』って何?」)

この事業の中間選考(第一次選考)は都道府県ごとの、書類選考になっている場合が多いです。(一部、面接がある県もあります)この応募書類でいかにPRできるかがカギとなるので、丁寧に書いていきたいところですね。では、各項目書き方について説明していきます!

※2019年2月1日追記:本記事は一部更新している部分もありますが、ベースは本記事投稿日の2017年6月2日時点によるもので、あくまで参考にしていただければ幸いです。

応募書類の書き方

はじめに、内閣府の青年国際交流事業の事業内容及び応募資格のページを熟読しましょう。

平成29年度(2017年度)の募集では、内閣府の上記のページによれば、応募書類は以下のような指示がありました。

参加申込書(様式1) 1通 (パソコンのワープロソフトによる作成を推奨する。)

作 文 1編 (パソコンのワープロソフトによる作成を推奨する。) a テーマ 本事業の参加青年として参加することになった場合、 ① 事業の活動の中で何をしたいか ② 帰国後その経験をどのように生かすか という点を中心に具体的に記述する。題名は自由に設定してよい。 b 字 数 1,200字以内(題名及び氏名は字数に含まない。) c 書 式 縦A4判横書きとし、題名、氏名及び字数を明記すること。 (別紙書式による作成を推奨する。)

健康診断書(様式2) 1通(平成29年1月1日以降受診のものに限る) 健康診断書については、様式2以外のものでも構わないが、必要項目及び注意書きは確認の上、提 出すること。様式2にある項目のうち不足しているものがあれば、内閣府から追加診断を受けるよう に求めることがある。

※提出書類の様式については、日本青年国際交流機構ホームページ (http://www.iyeo.or.jp/ja/info/caoboshu/naiyou.html)からダウンロードすること。

主な書類は3点ですね。

こちらの東南アジア青年の船日本参加青年のFBページにも、以前書かせていただいたことがありますが、改めてこのブログでも書類の書き方のポイントをお伝えします。



ア)参加申込書について

参加申込書ですが、履歴書に書くような一般項目(氏名・生年月日・住所・学歴・職歴)と、事業に対する志望動機等を記入する欄があります。一般項目に関しては、ありのままを記入、悩むのは志望動機などですよね。2016年度のそのようなタイプの記入項目は以下のようなものがありました。(近年大幅な記入項目の変更が見られないので、今後も似たような項目と思いますので次年度以降の応募を検討している方もご参考までに♪)

①内閣府青年国際交流事業に応募した動機(200字程度で具体的に記入すること)

②国際交流団体、青少年団体等における活動状況(現在までに特にない場合は、今後どのように活動していきたいか)

③英語に関する資格及び経験

④英語以外の語学に関する資格及び経験

⑤外国青年との交流に役立つと考えられる技能

それぞれ記入ポイントを説明していきます。

①内閣府青年国際交流事業に応募した動機

自分の応募動機について、200字程度でまとめましょう。基礎的な話ですが、200字程度なので、180字~220字ほどにまとまってると良いかと思います。また、募集要項の応募資格や、事業概要の目的と照らし合わせ、自身が、内閣府の求める人物像であることをPRする要素も盛り込むことも大切かと思います。

②国際交流団体、青少年団体等における活動状況

内閣府の青年国際交流事業は、事業終了後、IYEOと呼ばれるOBOG組織に加入し、社会貢献活動を行うことが推奨されています。これまで青少年や地域社会に貢献するような活動を行ってきていればポイント◎、そうでなくても、今後のビジョンが明白であることがポイントになると思うので、具体例を盛り込んで記入しましょう。

③英語に関する資格及び経験

これは英検、TOEIC等の資格などから、英語を使用したアルバイトやボランティア、国際交流まで幅広く記入できる部分かと思いますので、思いつく限り記入すると良いと思います。ただ、経験はあるけど具体的エピソードを話せるほど記憶がないようなものを記入してしまうと、二次選考の面接で突っ込まれた際にたじろいでしまう可能性があるので注意しましょう。

④英語以外の語学に関する資格及び経験

こちらも、中国語検定〇級といったような資格から、アルバイト、ボランティア、国際交流まで幅広く記入できるかと思います。〇〇人の友人がいて、お互いの国の料理を披露しあった、とかでもいいかと思います。このような書類は埋めたもんがちではないですが、空白よりは埋まっていたほうが面接のときなどにもネタにしやすく自分も面接官もお互いにやりやすいかと思います。

⑤外国青年との交流に役立つと考えられる技能

書道、茶道、柔道、などなどザ日本をPRできる特技はもちろん、東南アジアに理解関心を持っていることを特技でもいいかと思います。(タイのムエタイができます、とか)実際に船の上で役立ちそうな特技だと合格して乗船する際にも大活躍します。(歌とかダンスはやっぱ言葉なくとも国境越えます)



イ)作文について

改めて、どのような作文を求められているのか確認するために、募集要項の引用をあげると、

作 文 1編 (パソコンのワープロソフトによる作成を推奨する。) a テーマ 本事業の参加青年として参加することになった場合、 ① 事業の活動の中で何をしたいか ② 帰国後その経験をどのように生かすか という点を中心に具体的に記述する。題名は自由に設定してよい。 b 字 数 1,200字以内(題名及び氏名は字数に含まない。) c 書 式 縦A4判横書きとし、題名、氏名及び字数を明記すること。 (別紙書式による作成を推奨する。)

となっています

この①事業の活動の中で何がしたいか、②帰国後その経験をどのように生かすか、の2点は、本事業に参加するうえで常に念頭においておきたい話なので、吟味して作文を書いてほしいです。

作文の書き方がわからない、という人はまずそれを調べるとこから始めましょう。1200字ということなので、ずらーっと書いてしまうよりは、見る人のことを考えて3~4段落に分けてまとめると良いと思います。それぞれの項目についてポイントを説明していきます。

①事業の活動の中で何がしたいか

事業の活動の中で何がしたいか、ということですが、これを書くには事業にはどのような活動があるのか事前に把握しておくと良いと思います。(参考:Sseayp Japan Contingent 東南アジア青年の船 FBページ)事業内は自由に活動していいというわけではなく、時間割のように枠組みが細やかに決められています。その枠組みの中で、各自アイディアを出し合い形にしていくプログラムになるので、事前にどのような枠組みになっているのか把握しておきましょう。(自主活動、クラブ活動などで自分がやりたいことを発揮できる場面が出てくるかと思いますので、それをイメージして記入するといいかと)事業の活動の中で、多くの青年と話したい!だとか、生活を共にしたい!など抽象的なものだと、正直わかりにくく、何がしたいというよりは、事業に参加すれば当たり前になる生活を述べているにすぎないかと思いますので、具体例を入れたほうがいいかとおもいます。(書道が得意なので、日本のクラブ活動の時間に書初め大会を開催して、日本の心を東南アジアの人々に伝えたい、とか)

②帰国後その経験をどのように生かすか

帰国後どのように生かすか、ということですが、国民の税金を使用させて頂きまかなわれる事業ですので、地域社会にきっちりと経験を還元できる人材であることをPRできるといいかと思います。これも実施できるできないはともかく、具体例を入れて書き上げると良いかと思います。



ウ)健康診断書について

自分が応募書類を提出する都道府県によって、求められるタイミングが中間選考(第一次選考)のときだったり、最終選考のときだったりと様々です。応募要項を熟読しましょう。健康診断書自体は、近くの病院に事前に電話をし、健康診断書が必要な旨を伝え、予約していくといいでしょう。(突然行くと忙しい先生の場合、当日にもらえずに後日再び健康診断書を取りに行かなくてはならない場合があります)健康診断書はだいたい5000円ぐらいで書いてもらえるかと思います。(もちろん病院により異なるので、要確認)



合格した私が実際に書いて・提出した応募書類

ここからは、2016年度(平成28年度)第43回東南アジア青年の船(43rdSSEAYP)に合格し、実際に日本参加青年として事業に参加し、修了してきた私が書いて・提出した応募書類について、それぞれ前述した項目ごとに説明していきますね。年度により応募書類の詳細は異なるかとは思いますが、近年大きな変更は見られていないので、こちらも参考にしていただければと思います♪

ア)私が書いて・提出した『参加申込書』

参加申込書の中の、記述に悩む項目について記していきます!

①私が書いて・提出した『志望動機』

『 大学で東南アジア課程の学生として、日ごろから東南アジアについて学んでいく中で、何か自分も 日本と東南アジアの架け橋となるようなことがしたい!と思うようになっていた。調べていく過程で 内閣府青年国際交流事業の「東南アジア青年の船」と出会い、「日本・ASEAN 文化交流プログラム」に 赴き、日本と東南アジア諸国の文化交流を肌で体感したことや、「日本・ASEAN ユースリーダーズ サミット」へローカルユースとして参加し、本事業の参加青年とディスカッションをしたり、寝食を共にしたことで、本事業の興味関心がより一層高まったため。 』(256字)

これ実際に提出した志望動機です。いま数えてみたら、200字程度の文を求められている割には、256字でちょっとオーバー気味ですね(苦笑)今だったら、この長い固有名詞たちをなんとかしてもうちょっと字数を減らしますが、これで私は合格しました。

②私が書いて・提出した『国際交流団体、青少年団体等における活動状況』

大学にて多言語多文化対応の活動等をしていたので、その活動状況及び今後の考え(現在チューターとしてマレーシア人留学生の日本語サポート、日本生活のサポートをしている、今後も引き続き行っていきたいなど)を記入しました。

③私が書いて・提出した『英語に関する資格及び経験』

正直私は、英検の級やTOEICの点数がこのとき、思わしくなく、あえてそちらを書くよりは、外語大生としてやってきた経験(通訳や翻訳のボランティア・アルバイト等)を書いたほうが有利だと思ったので、ありったけの経験を書きました。過去のYLSの参加経験もここに記入しました。

④私が書いて・提出した『英語以外の語学に関する資格及び経験』

これは、私の場合マレーシア語専攻としてぜひ書いておきたいことばかりだったので、過去のマレーシア語での通訳・翻訳のボランティア・アルバイトを中心に国際交流やホームステイ等の経験を踏まえて書きました。大学で副専攻で学んでいた中国語や、その他の言語についても基礎レベルや初級レベルと記したうえで、経験談をびっしり書きました。

⑤私が書いて・提出した『外国青年との交流に役立つと考えられる技能』

『テニス(15 年・地域の小・中学生に指導経験あり)/水泳(15 年・地域の小学生に指導 経験あり)/ピアノ(12 年・地域の小学生に指導経験あり)/書道(三段・ボランティ アの国際交流会で外国人に指導経験あり)/着物・浴衣の着付けが出来る(アルバイ トの関係で、2 年ほど毎日のように着ていた・マレーシアで開催された盆踊り大会で 着付け経験あり)/マレーシア舞踊・インドネシア舞踊ができる(大学の授業で学び、 マレーシア留学中に披露した)/盆踊り・ソーラン節が踊れる(中学生の時に、ボラ ンティアで下級生に指導していて、地域の祭りで披露していた)/点字が読める・打 てる/折り紙が得意/UpinIpin(マレーシアで大ヒットしているアニメ)のモノマネ ができる』

これ実際に書いたもののコピーです。記入欄にビッチリ書きました。同期の話だと、「書道」とか「剣道」と一言しか書かなかったよ~という人もいるようですが、私は書ける限りの技能を書き記しました。実際にここに記入したもので、外国青年との交流に役立ったのは、ピアノ・書道・着付け・ソーラン節・折り紙っていった感じですかね。音楽はやっぱり世界共通で楽しめるし、日本文化を紹介できる技能は強かったです。



イ)私が書いて・提出した『作文』

長いのとちょっと恥ずかしいので、そのまま載せるのは控えようかと思います。ご要望あれば、コンタクトからどうぞ笑。

ざっくりとした内容は、船の中でやりたい活動として2点(各国語学講座・皆の地元紹介(自分は2020年東京五輪を控えた今、まだまだ知られざる東京をPRしたい))、帰国後の活動としても2点(大学や地域のクラブ等での帰国報告会の実施、各国文化紹介のイベント開催(講演等))を中心にまとめて書きました。

ウ)私が提出した『健康診断書』

これは別にいいですね、私もフツーに近所の病院にいって、お願いして健康診断書だしてもらって提出しました、ので、あなたも健康であることを願っています!過去に病気とかあっても、現時点で船に乗れる状態の健康であれば(自分がやっていける、周りに感染するようなものでない状態)大丈夫だと思いますよ!不安な方は、病院の先生と相談してみて、心配であればさらに詳しい健康診断書(問題ないですよって証明してくれる)をもらえる準備をしとくといいかと思います!



以上!がんばって!!

応募書類については以上です。運命的にこのページにたどり着いて、東南アジア青年の船、応募するよ!って人の助けになってれば嬉しいです!がんばってください!!

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